インセンティブが世界を動かす?
ドキュメンタリー「ヤバい経済学」(2010年)
■製作年:2010年
■監督:モーガン・スパーロック, アレックス・ギブニー, ユージン・ジャレキ, ハイディ・ユーイング&レイチェル・グレイディ
「ヤバい経済学」という本が、私は読んでおりませんがベストセラーになった記憶があります。ドキュメンタリー映画をこれまでほとんど見たことはなかったのですが、これが意外と面白いということに気づき、最近は面白そうなタイトルを見つけたら見てみることが多くなりました。ということで「ヤバい経済学」というドキュメンタリー映画を見つけたので見てみました。
原作の本は全世界売上400万部を売上げた大ベストセラー、シカゴ大学教授の経済学者スティーヴン・レヴィットとジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナーの共著とのこと。その2人が出演していました。
ただ、目からウロコと言いたくなるような内容は残念ながら少なかったと。その中で、まあまあ面白いと感じたのが、日本の相撲界における八百長の問題と高校生の成績を上げるための現金というインセンティブの部分。いずれもインセンティブというのが大きな要素としてあるという視点。
たしかにインセンティブというものは、経済行為に大きな影響を与えるだろうけど、それによって得た報酬になれてしまうとそれ以上のものがないと逆効果になってしまうのでは?と思ってみたり・・・。相撲の八百長のことが語られていたけど、見方によれば、表があれば裏があるのも事実。それは目の前に出される料理とそれを作っている厨房、そして経営する料亭、私はバランスが大事じゃないかなと思ったりしました。